|
|
|
登録による患者の識別(Population Identification through a Registry)
糖尿病登録の主な目的は,糖尿病のグループを認識,分類し,サービスの履歴,ケアの調整が必要な患者の選択,また処置の結果についての評価を行うことである。登録は,対象となる医療フィードバック報告の作成や,他の品質向上のために利用される。また報告書は雇用者に,病気を患う従業員がカイザー保険から受けるケアを示すために作成されることもある。 |
|
|
|
患者の満足度(Stratification of Patients)
満足度は,共通の情報や内容を必要とするメンバーのサブグループを選定し,異なるレベルの介入からベネフィットを受けるグループを分割するために利用される。決められたグループに使用される成層方法論は,グループの規模,地域リーダーのプログラムの目的,スタッフの予測,またより多くの患者のために使用される技術の範囲などにより決定される。
成層方法論は患者に直接的なサービスを提供するIDCプログラムの他の要素(患者への指導,グループ訪問,慢性疾患の自己管理のためのプログラム等)と組み合わされることが望ましいとされる。成層方法論は,糖尿病患者の3つの層を作成する。最も軽度の疾患をもつ患者は適切にコントロールされ,通常,臓器ダメージの末期とされるエビデンスをもたない。これらの患者は,主治医やヘルスケアの専門家から通常の方法でほとんどのサービスを受ける。最も重篤な疾患をもつ患者は,危険で多数の合併症をもち,しばしばsubspecialtyのサービスを必要とし,これらの患者は「ケースマネジメント」となる可能性がある。大部分の患者がこれら2つの中間であり,医学的に重要な糖尿病ケアを必要とするが,同時にケアコーディネーションシステムにより適切に管理されうるものである。 |
|
|
|
チームによるアプローチ(Commitment to a Team Approach)
ケアのモデルは,特定の役割が異なる臨床家ら(ケアコーディネーター,糖尿病指導者,主治医,眼科専門医など)に任せられるチームアプローチである。中でもケアコーディネーターの役割は,糖尿病のメンバーの管理の中心であるため特に重要である。
ケアコーディネーターは,治療のアルゴリズムと,患者の管理を行うための医師からのフィードバックを重視している。特にケアコーディネーターは,1000人の患者をフォローするが,主に100人から150人のケアの管理を行う。管理期間には,患者は自己管理への妨げとなる内容に関する問診,生活態度の改善の適切なゴールの設定とフォローに対する指導,管理が必要な主な要因の設定を受け,明確なフォローアップの指導とともに従来のケア提供者へ戻ることになっている。
ケアコーディネーションは,管理を必要としている患者に対し,その重要性を伝えることにより本来のケアを強化することを目的としている。また,深刻で高額な医療費のかかる合併症にかかりやすい患者への注意に焦点を当て,最も効果のあるケアの要因を明確にしているため,ケアコーディネーションは糖尿病の管理には費用対効果のあるものといえる。 |
|
|
|
ケアの評価(Evaluation of Care)
どのようなものが作業し,何が違いを生むかを明確にするために,すべての実施内容は評価されなければならない。それぞれの領域の評価は次のものに焦点を当てている。
- 患者の成層化のために優先順位を決定すること。
- 患者の成層化に関する報告の解釈と使用のために医師と他のヘルスケア専門化の評価を行うこと。
- 高度なレベルのケアマネジメントを行うコーディネーターのために,危険を伴う患者における成層方法論の成果の査定を行う。
- 患者の健康状態への成果,自身の疾患の管理に関する患者の自信,ケアへの満足度に対する測定を行う。
- 成層化することがプロセスの効率を改善するか否かの解釈(医師の訪問や入院の必要性を減少させることができるか)。
|
|
|