■治療学・バックナンバー■
2006年 40巻 1号
レニン・アンジオテンシン
基礎と臨床の相互作用による研究成果に期待
■ 序説
アンジオテンシン受容体拮抗薬導入以後のわが国の高血圧診療
島田 和幸
■ 総説
【心血管疾患におけるレニン・アンジオテンシン系の病態生理】
1)アンジオテンシンの心血管作用とその抑制薬
宮崎 瑞夫
2)組織レニン・アンジオテンシン系
光山 勝慶
3)アンジオテンシン受容体の分類とその機能
山田 浩之
4)遺伝子多型と病態
勝谷 友宏
【アンジオテンシンII受容体拮抗薬の薬理】
1)基礎薬理
堀内 正嗣
2)臨床薬理
今井 浩光
【レニン・アンジオテンシン系阻害薬の臨床知見】
1)高齢者高血圧
大蔵 隆文
2)冠疾患ハイリスク
竹内 利治
3)心肥大・心不全
小林 正和
4)腎疾患
岩渕 将
【レニン・アンジオテンシン系阻害薬に関する最新の話題 】
1)インバースアゴニスト
槙田 紀子
2)糖尿病発症抑制
片山 茂裕
3)脳血管障害発症抑制
大槻 俊輔
4)心房細動発症抑制
藤木 明
■ 座談会
(司会) 島田 和幸 小室 一成・木村玄次郎
■ 新しい治療
ACE阻害薬とアンジオテンシンII受容体拮抗薬の併用療法
松岡 博昭
■ 症例
原発性アルドステロン症の症例
平山 翠
ARB中止後のカプトプリル負荷レノグラムにより責任病変が明らかとなった両側性動脈硬化性腎動脈狭窄による腎血管性高血圧の1例
中澤 英子
急性発症ネフローゼ症候群として発見された糖尿病性腎症の症例
菊本 陽子
■ 治療の歴史
レニン・アンジオテンシン系阻害薬をめぐる大規模臨床試験の変遷
篠山 重威
■ DU室Q&A
ARBの相互作用について
須藤 俊明
■ suggestion
左室肥大を合併した高血圧患者をどう診るか
赤池 雅史
尿細管レニン・アンジオテンシン系(tubular RAS)と本態性高血圧症
石上 友章
RAS阻害薬,カルシウム拮抗薬,スタチン系薬剤の抗動脈硬化作用
由井 芳樹