人は、人を浴びて人になる
ー心の病にかかった精神科医の人生をつないでくれた12の出会い
ISBN:978-4-89775-362-1 C0095
定価1,650円(本体1,500円+税10%)
【著者】 夏苅郁子(児童精神科医)
四六判、並製、カバー4色、本文1色、208ページ
2017年8月発行
「私を回復に導いたのは「薬」ではなく「人」だった」
生きていくことに疲れ、二度の自殺未遂を起こした著者が、大切なことに気づかせてくれた人達との「出会い」、 そして1本の道でつながっている人生を振り返る自伝的エッセイです。
プロフィール
おもな内容
- まえがき:ずっと誰かに支えられて生きてきた
- 序章:患者の家族として、患者として、そして医師として
- 第1章:「患者の家族」としての子供時代
- 人生の最初に助けてくれた 親戚の伯母さん
- 最初に話を聞いてくれた 本の中に出てきたおじいさん
- 私の最初の友達 愛犬「コロ」
- 医師を目指すきっかけとなった 中学時代のいじめっ子達
- 第2章:自分が「患者」になった時
- 「生きる」ことを気づかせてくれた 医師の同僚と十代の患者さん
- 「人生を楽しむこと」を教えてくれた 「内観療法」で出会った女性
- 「弱さを見せること」に気づかせてくれた 京都・花街の人
- 「毅然として生きること」を教えてくれた 親友のすみちゃん
- 第3章:「医師」として生きると決めた時
- 「おもてなしの心」を教えてくれた ホスピス医・柏木哲夫先生
- 「笑って受け止めること」を教えてくれた マンガ家の中村ユキさん
- 「自信を持つこと」を教えてくれた 統合失調症のかめちゃん
- 同じ価値観を持っている 私の旦那様
- 終章:母と父への手紙
- あとがき:人は、人との出会いで変わることができる