学会速報をはじめ最新の治療エビデンスをタイムリーに紹介します。
月刊「薬理と治療」誌掲載の論文紹介をはじめ,薬物治療や臨床試験に関する情報を提供するページです。
■治療学・バックナンバー■

:PierOnlineで購入可能
2008年 42巻 8号
骨粗鬆症
骨折防止治療へのパラダイムシフト
■ 序説
骨粗鬆症診療と骨折防止治療のパラダイムシフト

中村利孝
■ 総説
【骨折の危険因子と骨】
1)骨折の危険因子と危険性評価の世界状況

藤原佐枝子
2)骨折危険性における骨密度,年齢,既存骨折の重要性

曽根照喜
3)骨折危険性と骨構造

伊東昌子
4)骨折危険性に及ぼすミネラルとコラーゲンの役割

斎藤 充
【日常診療における骨折危険性の評価】
1)骨折危険性の評価―相対危険度から絶対危険度へ―

細井孝之
2)骨折危険性の評価と臨床的骨折危険因子

五來逸雄
3)身長測定の有用性と限界

吉村典子
4)骨密度と骨代謝マーカーからみた骨折危険性

三木隆己 ほか
5)骨粗鬆症の予防と骨の健康管理

太田博明
【日常診療に潜む骨折危険性】
1)ビタミンD‐カルシウム摂取不足の現状

岡野登志夫ほか
2)ホモシステイン‐ビタミンB代謝と骨折危険性

井上大輔ほか
3)高血圧症による骨折危険性

稲葉雅章ほか
4)脂質異常症における骨折危険性

山内美香
5)糖尿病および糖代謝異常における骨折危険性

山口 徹
6)脳血管障害における骨折とその予防

佐藤能啓
7)逆流性食道炎,消化管障害における骨折危険性

矢野彰三
8)糖尿病,血栓予防,精神疾患などの治療薬と骨折危険性

竹内靖博
■ 診断のピットフォール
骨粗鬆症における簡単な運動療法の有用性

宮腰尚久
■ 新しい治療
ラネル酸ストロンチウム

田中 清ほか
■ 座談会
骨折危険因子の多様性と日常診療

司会)中村利孝 白木正孝 竹内靖博 杉本利嗣
■ 症例
FGF23末梢血サンプリングが診断と治療に有用であった腫瘍性骨軟化症の1例

佐久間深雪ほか
骨パジェット病に対するビスフォスフォネート製剤治療の経験

岡野 徹ほか
経口ビスフォスフォネート製剤使用中に顎骨壊死を伴う上顎骨骨髄炎を発症した1例

重信恵一ほか
心疾患に合併した若年骨粗鬆症の2例

折戸征也ほか
■ 治療の歴史
更年期障害および閉経後骨粗鬆症の治療とエストロゲン

谷口綾亮ほか
■ DI室 Q&A
ビスフォスフォネート製剤の代替薬

山本 英ほか
■ suggestion
ビスフォスフォネート製剤による上部消化管障害を徹底研究

関節リウマチの骨吸収亢進を導く特異な病態
越智隆弘