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14歳の葵(あおい)と読むナイチンゲールの『看護覚え書き』―古くて新しい 170 年前の「看護」の知恵

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4/15発売予定・予約受付中

14歳のあおいと読む
ナイチンゲールの『看護覚え書き』

―古くて新しい170年前の「看護」の知恵

ISBN:978-4-89775-513-7
定価2,420円(本体2,200円+税10%)

[編・著] 川嶋みどり (看護師・看護研究者)

A5判、並製、カバー4⾊・本⽂2⾊、208頁
2026年4月15日発売

『看護覚え書き』は、看護師にとってバイブル

 約170年前に出版されたナイチンゲールの『看護覚え書き』は、今でも看護師に読みつがれている必読書です。ナイチンゲールは、「看護についてだけではなく、⽇常⽣活における病気予防に関するヒントも記している」と⾔っています。

 時代背景が違ったり⾔い回しが少し難しい箇所もあります。そこで、本書は、⺟親が看護師であることで看護に関⼼が出てきた14歳の葵が看護⼤学院⽣の陽⼦姉さんと⼀緒に読み進める物語にし、現代に引き寄せながらわかりやすく解説しています。

 執筆は、94歳で現役の看護師として活動している川嶋みどり⽒と看護教育の第⼀線で活躍している看護教師。本書は単なる解説書ではなく、執筆者である先輩看護師から後輩へのメッセージにもなっています。
「看護ってなんだろう?」
⼀緒に考えてみませんか。

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編・著者 プロフィール

川嶋みどり

看護師、看護研究者。⽇本⾚⼗字看護⼤学名誉教授、健和会臨床看護学研究所所⻑。1931年⽣まれ。1951年⽇本⾚⼗字⼥⼦専⾨学校(現⽇本⾚⼗字看護⼤学)卒業、⽇本⾚⼗字社中央病院勤務後、1971年より看護師卒後研修、現任教育等の講師を経て、1983年より健和会臨床看護学研究所所⻑。2003年〜2011年⽇本⾚⼗字看護⼤学教授を務め、名誉教授となる。2013年より(社)⽇本て・あーて推進協会代表。

この間、看護系諸学会活動を続け、現在、⽇本看護歴史学会副理事⻑、⽇本看護科学学会、⽇本看護研究学会、⽇本看護管理学会、⽇本看護教育学会、⽇本看護技術学会名誉会員。

1971年毎⽇新聞社第1回「⽇本の選択賞」(共同研究)、1995年第4回若⽉賞受賞、2007年第41回フローレンス・ナイチンゲール記章受賞。著書に『看護の⼒』(岩波新書)、『親愛なるナイチンゲール様』(合同出版)、『⻑⽣きは⼩さな習慣のつみ重ね』(幻冬舎)、『私的⾼齢者ケア論』(医学書院)など多数あり。現在も看護師として活動している。

■ もくじ ■

  • ・この本を読む前に・・・ナイチンゲールと『看護覚え書き』
  • ・『看護覚え書き』の構成について
  • ・物語のはじめに−中学3年⽣の葵と『看護覚え書き』との出会い
  • ・序章−本当の看護とそうでない看護護
    • 病気は、回復作⽤?
  • 1.換気と加温
  • 2.家屋の健康
    • 家が病気になるって、どういうこと?
  • 3.ちょっとした管理
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    • ⾃分を何⼈にも増やす術を持っていること
    • 事故の原因の多くが、「誰もそこにいなかった」こと
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  • 4.物⾳
    • どんな⾳が、不必要なのか?
    • 不必要な⾳ ①ひそひそ声
    • 不必要な⾳ ②歩く⾳
    • 不必要な⾳ ③ドアや窓の開け閉め
    • 患者への話しかけ⽅
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  • 5.変化のあること
    • 「変化のあること」ってなんだろう?
    • 病気の⼈が考えていること
    • ゆっくりした変化とは
    • 「すこしばかり」の「ゆっくりした」変化
  • 6.⾷事
    • ⾷事のときは一人がいいの?
    • 今の嚥下対策は、プロジェクトチームで対応
    • 患者の状況を判断して対応を考える
    • ⾷事の時間と与え⽅の⼯夫
    • 酸っぱい⽜乳に象徴される、19 世紀末のイギリスにおける労働者の⽣活
  • 7.どんな⾷べ物を? ⾷物の選択
    • 胃の意⾒?
    • ⼊院中に起こる低栄養
    • 排泄について
  • 8.ベッドと寝具
    • ナイチンゲールの時代と現代の違い
    • リネンが清潔なことの重要性
  • 9.光
    • 学校の窓に置き換えて考えてみると・・・
    • 回復のために重要な空と⽇光、そしてベッドの位置
  • 10.部屋と壁と清潔
    • 看護の仕事の⼤部分は清潔を保つこと
    • 今も続く⽇本でのアスベスト被害
    • 清潔な部屋を保つには
  • 11.⾝体の清潔
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    • 今も変わらない⼿洗いの⽅法
    • ⽯鹸の効⽤
    • コップ⼀杯のお湯とタオルも有効
    • ⽣命⼒の圧迫と解放
    • ⾝体の清潔が、気持ちや社会⽣活にも影響を及ぼす
    • コラム「忘れられない思い出」
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  • 12.希望や助⾔を気楽に⾔う
    • 無理に⾔葉を返そうとしないこと
    • 相⼿の気持ちを想像しながら発信する
  • 13.病⼈の観察
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    • 観察することの⼤切さ
    • 友だちの変化に気づいて
    • ⺟親の姿を思い出す
    • 観察は、ただ⾒ることじゃない
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  • 14.おわりに(結論)
    • ここまで読んでみて
    • 再び最善の状態に患者を置くことの⼤切さ
    • すべての看護師に共通する職務は「感染防⽌」
    • ⼿技を軽んじてはいけない
    • より敏感な⼦どもたちだから
  • ・補章−看護師とは何か
    • 改めて看護の仕事を考える
    • 葵の問い
    • 「⾃分以外の⼈の感情のなかに⾃分を投げ込む能⼒」を考える
  • ・編・著者からのメッセージ