図説 高血圧診療概論 と
家庭血圧に基づく高血圧診療支援システム ―デジタル演習つき
ISBN:978-4-89775-478-9 C3047
定価3,740円(本体3,400円+税10%)
今井潤【著】
A4判 72頁
2024年11月26日発行
●日本を代表する高血圧疫学研究である「大迫研究」「HOMED-BP研究」「J-HOME研究」を主導してきた著者が,これまでの高血圧診療の臨床経験,エビデンスやガイドラインを参照しつつ,高血圧診療の実践を伝授!
●本書籍では,著者が開発した「Dr. 今井の診療支援システム」を体験することができます。
このシステムは,患者背景や血圧値,リスク因子などを入力すると,著者の臨床経験やガイドラインを基に総合的に判断し,どのような診療の推奨をするのか,確認することができます。
●高血圧臨床に携わるすべての医療関係者,臨床判断の実際を学びたい学生にお勧めの一冊です!
目次
- 第1章 図説 高血圧診療概論
- 序
- 1. 高血圧パラドックス(Hypertension Paradox)
- 2. 服薬アドヒアランス/コンプライアンス
- 3. 診療イナーシャ(clinical diagnostic and therapeutic inertia)
- 4. 治療抵抗性高血圧(treatment resistant hypertension)
- 5. 不応性高血圧(refractory hypertension)
- 6. 難治性高血圧(intractable hypertension)と二次性高血圧
- 7. 服薬アドヒアランス/コンプライアンス、治療イナーシャの改善と白衣高血圧の診断
- 8. ポリファーマシー(polypharmacy)とポリピル(polypill)
- 9. 降圧薬療法の進歩と高血圧パラドックス
- 10. 残余リスク(residual risk)
- 11. 高血圧の早期発見、早期治療
- 12. J型関係
- 13. 心血管病リスク、血圧レベルによる降圧
- 14. 診察室外血圧測定
- 15. 家庭血圧導入の効果
- 16. 過疎地域における高血圧医療の実態
- 17. 高血圧医療の将来と家庭血圧の応用
- 第2章 家庭血圧に基づく高血圧診療支援システム演習
- ◆Dr. 今井の高血圧診療支援システムの概要
- 1. 家庭血圧に基づく高血圧診療支援システム開発の背景
- 2. 「Dr今井の高血圧診療支援システム」汎例
- 3. 血圧測定と血圧値入力
- ◆Dr. 今井の高血圧診療支援システム(演習)の実際
- 1. システムを使用するにあたって
- 2. 高血圧診療支援システム運用の手引き
- Ⅰ. 支援システムのプログラムアップロードとログイン
- Ⅱ. 新患の登録と診療の進行
- Ⅲ. 再来の登録と診療の進行
- Ⅳ. 再来、過降圧に陥った場合
- Ⅴ. 新患、再来で妊娠している女性の場合
- Ⅵ. 新患、心腎合併症のある未治療高齢者の場合
- ◆Dr. 今井の高血圧診療支援システムの概要