埼玉医科大学 超人気 健康セミナーシリーズ
同大学が10年以上にわたり定期的に開催している市民公開講座の内容を再編集した書籍シリーズです。
がんから肝臓を守るために
ウイルス? お酒? 肝炎・脂肪肝を指摘されたら
ISBN:978-4-89775-408-6 C0047
定価1,650円(本体1,500円+税10%)
【著】 名越澄子(埼玉医科大学総合医療センター 消化器・肝臓内科)
判型:四六判 112ページ
2020年3月16日発売
ウイルス? お酒? 肝炎・脂肪肝を指摘されたら。
肥満、糖尿病、B型・C型肝炎、喫煙、飲みすぎ、運動不足、バランスの悪い食生活・・・・・・ひとつでも当てはまる方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。最新の治療をわかりやすく解説しています。
肝がんの治療は昔とは大きく変わってきました。
沈黙の臓器を守る、新時代のハンドブックです。
肝臓の病気はウイルス感染や生活習慣病が主な原因とされ、まれに薬害や遺伝でも起こります。ウイルス感染で起こる肝臓病は日本では主にB型・C型肝炎ウイルスが原因で、おおよそ400万人の持続感染者がいると推計されています。定期的な検査や適切な治療等を受けないと、肝硬変、肝がんへと移行します。
本書は、20年以上にわたり肝臓病の治療を専門としている名越澄子医師(埼玉医科大学総合医療センター)による、わかりやすく、かつ最新の情報を盛り込んだ一冊です。今後増加すると予想されている非アルコール性脂肪疾患に関わる肝臓がん、B型肝炎やC型肝炎の最新の治療薬などを詳しく紹介しています。
「はじめに」より
■ 目 次 ■
- はじめに
- イントロダクション
- 肝臓は何をしている臓器?
- 肝臓病ってどんな病気?
- 肝臓に関係する血液検査値
- イントロダクション
- 第1章 肝がんにならないためには
- 肝がんの基礎知識
- 肝がんは減らすことができる
- どんな人が肝がんにかかるのか
- 肝がんになる肝臓の病気とは
-
B型肝炎
- B型肝炎ウイルスとは
- どのように感染するのか
- B型肝炎ウイルスに感染すると
- 感染を予防する
- もしB型慢性肝炎になったら
- C型肝炎
- C型肝炎ウイルスに感染すると
- C型慢性肝炎の新しい治療法
- 脂肪肝
- お酒だけが原因ではない
- 脂肪肝はどう治す?
- まとめ
- 進んで検査を受けましょう
- もし肝炎ウイルスに感染していたら
- 肝がんにならないためには
- 肝がんの基礎知識
- 第2章 肝がん治療について~内科的治療を中心に~
- 肝がんはどんな病気か
- 肝がんの現状
- 肝がんの特徴
- 治療の考え方
- どの段階から治療するのか
- 肝がんの治療選択の前に
- 肝がんの内科的治療
- 局所療法
- 肝動脈化学塞栓術(TACE)
- 化学療法
- 肝動脈注化学療法
- まとめ
- これからの肝がん治療
- 肝がんはどんな病気か