埼玉医科大学 超人気 健康セミナーシリーズ
同大学が10年以上にわたり定期的に開催している市民公開講座の内容を再編集した書籍シリーズです。
妊娠したら読んでおきたい出生前診断の本
出生前診断を“正しく知る”ために
ISBN:978-4-89775-377-5
定価1,650円(本体1,500円+税10%)
大竹明,亀井良政,町田早苗
判型:四六判
2020年3月16日発売
出生前診断を“正しく知る”ために。
基本的知識から実際のエピソードまでを交えた,専門医によるわかりやすいガイドブック。
妊娠や出産,もし悩んでいることがあったら,読んでみてください。
本書では,専門医による出生前診断のわかりやすい解説をはじめ,出生前診断を理解するうえで非常に大切な,遺伝学の基礎を学ぶことができます。
また,付録では,避けられる先天異常(先天性感染症)について詳しく解説しています。
■ 目 次 ■
- 第一章 出生前診断とは?
- 安全な妊娠・出産のための評価
- 妊娠から出産まで
- 先天性疾患をもって生まれる赤ちゃんはどれくらい?
- 出生前診断は受けたほうがいい?
- 出生前診断の対象になる疾患とは?
- 胎児に異常があったときの両親の心理
- 第二章 染色体ってなに?
- 日本人に多い先天性疾患
- 遺伝子,DNA,染色体の関係
- いろいろなキャラクターの子どもが生まれてくる理由
- 染色体異常があるって,どういうこと?
- ダウン症は染色体の数の異常
- お母さんの年齢と染色体異常の関係
- お父さんの年齢と遺伝子異常の関係
- 第三章 出生前診断でわかること
- 出生前診断で行われる検査
- 広義の出生前診断,狭義の出生前診断
- 非確定的検査
- 確定的検査
- NIPTを受けたお母さんたちのその後
- 産科学における生命倫理
- 出生前診断に対する考え方は,国や宗教によってちがう
- 第四章 出生前診断を経験した家族のエピソード
- 一人目の子どもに異常がみつかった夫婦のケース
- 先天異常のある父親をもつ姉妹のケース① 姉の場合
- 先天異常のある父親をもつ姉妹のケース② 妹の場合
- 第五章 お母さんを支える遺伝カウンセリング
- 専門医と遺伝カウンセラーが担当
- 出生前遺伝カウンセリングの実際
- 付録 避けられる先天異常もある!—母子感染を防ぐ具体策—
- 知識不足で後悔しないために
- 妊婦健診で検査を受けられるもの
- 特に気をつけたい先天性感染症
- その他の先天性感染症
- 予防のために注意すること
- 参考情報
- コラム
- 妊産婦の死亡は大きく減少している
- 日本では1852年に初めて帝王切開が行われた
- 妊娠前に異常があるかを調べられる着床前診断