高血圧治療ガイドライン2019 ダイジェスト
非専門医,コメディカル,保健・行政関係者向けの簡略版!
ISBN:978-4-89775-403-1
定価1,540円(本体1,400円+税10%)
【編集】 日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会
A5判,110頁
2019年10月25日発行
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高血圧治療ガイドライン2019
高血圧治療ガイドライン2019
高血圧治療ガイドライン(JSH2019)の実地医家向け簡略版!
JSH2019 の骨子をまとめ,重要な図表をもれなく掲載。高血圧の理解にも,患者教育にも使いやすいものに致しました。
高血圧は脳卒中および心疾患の最大の危険因子です。その診療方法について,学会が総力をあげて議論を重ね,1700件以上の研究論文を基にガイドラインを改訂しました。
今回,「日本医療機能評価機構(Minds)診療ガイドライン作成の手引き2014,Minds 診療ガイドライン作成マニュアルVer.2.0(2016.03.15)」に従い,Clinical Question(CQ)を作成,Systematic Review(SR)を行い,数多くのエビデンスの評価,統合後に推奨文を作成する方式を採用するとともに,従来の教科書的な解説も残しました。このため,高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019)は全体のページ数が大幅に増加しました。
そこで,本ダイジェスト版では,JSH2019 の骨子をまとめて読みやすくするとともに,重要な図表を採用することで,患者教育にも使いやすいものに致しました。JSH2019 の14章で記載されていますが,高血圧管理を向上させるためには本ガイドラインを普及させることが大切です。その意味でも,診察室,薬局など一般医療機関で,本ダイジェスト版が広く利用されることを期待しております。なお,詳細な解説や,その指針の根拠についてはガイドライン本体をご確認いただきたいと思います。(序文より)
■ 目 次 ■
- 1. 高血圧の疫学
- 1-1 高血圧と各種疾病との関連
- 1-2 国民の血圧の現状と推移
- 1-3 日本人の高血圧の特徴
- 1-4 公衆衛生上の高血圧対策
- 2. 血圧測定と臨床評価
- 2-1 血圧測定
- 2-2 高血圧の診断
- 2-3 家庭血圧,ABPM に基づく高血圧
- 2-4 血圧変動性
- 2-5 脈拍
- 2-6 検査と診断
- 3. 高血圧の管理および治療の基本方針
- 3-1 治療の目的と対象者
- 3-2 生活習慣の修正,非薬物療法,薬物療法
- 3-3 予後評価と管理計画のためのリスク層別化
- 3-4 初診時の高血圧管理計画
- 3-5 降圧目標
- 3-6 その他の留意事項
- 4. 生活習慣の修正
- 4-1 食塩制限
- 4-2 栄養素と食事パターン
- 4-3 適正体重の維持
- 4-4 運動降圧療法
- 4-5 節酒
- 4-6 禁煙
- 4-7 その他の生活習慣の修正
- 4-8 特定保健用食品(トクホ),機能性表示食品
- 5. 降圧治療
- 5-1 降圧薬選択の基本
- 5-2 併用療法
- 5-3 配合剤
- 5-4 ジェネリック医薬品
- 5-5 治療抵抗性高血圧,コントロール不良高血圧
- 6. 臓器障害を合併する高血圧
- 6-1 脳血管障害
- 6-2 心疾患
- 6-3 腎疾患
- 6-4 血管疾患
- 7. 他疾患を合併する高血圧
- 7-1 糖尿病
- 7-2 脂質異常症
- 7-3 肥満
- 7-4 メタボリックシンドローム
- 7-5 睡眠時無呼吸症候群
- 7-6 痛風・高尿酸血症
- 7-7 気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患
- 7-8 肝疾患
- 8. 高齢者高血圧
- 8-1 高齢者高血圧の特徴と血圧基準
- 8-2 診断
- 8-3 治療
- 9. 認知症と高血圧
- 10. 女性の高血圧
- 10-1 妊娠と関連した高血圧
- 10-2 更年期の血圧
- 10-3 女性の高血圧の特徴
- 11. 小児の高血圧
- 12. 特殊条件下高血圧
- 12-1 高血圧緊急症および切迫症
- 12-2 一過性の血圧上昇
- 12-3 外科手術前後の血圧管理
- 13. 二次性高血圧
- 13-1 腎実質性高血圧
- 13-2 腎血管性高血圧
- 13-3 内分泌性高血圧
- 13-4 血管性(脈管性)高血圧
- 13-5 脳・中枢神経系疾患による高血圧
- 13-6 薬剤誘発性高血圧
- 14. 高血圧管理の向上
- CQ(クリニカルクエスチョン)と推奨文
- Q(クエスチョン)と回答文
- このような場合は,専門医へご紹介を