埼玉医科大学 超人気 健康セミナーシリーズ
同大学が10年以上にわたり定期的に開催している市民公開講座の内容を再編集した書籍シリーズです。
おとなの軽度発達障害
こども時代をふりかえり自分をいかすためのヒント
ISBN:978-4-89775-376-8 C0047
定価1,650円(本体1,500円+税10%)
横山富士男・吉益晴夫
判型:四六判
2018年12月22日発売
知的発達の遅れのない軽度発達障害は性格・特性として見過ごされやすく,成人以降に上司・同僚が,あるいは自分で“生きにくさ”から気づくことがあります。本書は,ご本人,その周囲の方々に,“医療情報”を中心に近年のとらえ方や支援体制を学んでいただきたいと企画されたものです。
2016年の発達障害者支援法の改正により,
「発達障害」への対応はまさに新時代に入っています。
社会生活ではこども時代とは別の能力が求められます
「もしかして,私は?」「ひょっとしたら,この子は?」「もしかしたら,この部下は?」と思った人に手にとってもらいたい内容です!!
■ 目次 ■
- Part1 こどもの発達障害 成人後の受診でも小児期について質問されます
- 第一章 通常学級にも発達障害の可能性のある生徒がいました
- 第二章 発達障害とは──注意欠如・多動症と自閉スペクトラム症
- 第三章 発達障害の児童に対する療育および支援
- まとめ 発達障害をもつ児童に対して心がけること
- Part2 おとなの発達障害 個人の特性をいかすために
- 第一章 おとなの事情
- 第二章 おとなでの診断──併存症の有無のチェックおよび質問紙法
- ・自閉症スペクトラム指数(AQ)チェックリスト
- ・成人期のADHDの自己記入式症状チェックリスト
- 第三章 おとなになって顕在化すること
- 第四章 おとなの薬物治療と環境調整
- 第五章 自立支援医療制度と精神障害者保健福祉手帳
- 第六章 精神科受診時の留意点
- まとめ 皆と同じを目指さない・求めない