医工薬連環科学が果たす役割と可能性
―高槻家の成長に寄り添う医療
ISBN:978-4-89775-369-0
定価3,520円(本体3,200円+税10%)
【編集】 関西大学・大阪医科大学・大阪薬科大学 医工薬連環科学教育研究機構
B5判,144頁,4色刷
2018年3月19日発行
「高槻家」に起こるできごとを通して,医療に関わる技術をわかりやすく解説
本書は,関西大学・大阪医科大学・大阪薬科大学 医工薬連環科学教育研究機構により行われている,「医工薬連環科学」の講義カリキュラムをもとにしたものです。「高槻家」の日常に起こるできごとを通して,医療にどのような技術が関わり,それぞれがどのように関連しているのかを紹介します。医療に直接関わる医師,看護師,薬剤師,また医療を支える製薬技術者,工学技術者が,他分野のものの考え方やとらえ方を知ることによって,互いの役割や存在意義を理解し,真のチーム医療を目指すことができるようになるでしょう。(「まえがき」より)
目次
- 第0章 医工薬連環科学を学ぶ意義
- 第1章 現代病とその治療を支える医工薬連環科学
- 人間の進化と病気
- 現代社会と睡眠障害
- 生活習慣病
- 超音波技術
- 「柔らかい」医療材料
- 組織工学,再生医療
- 第2章 医薬品と医工薬連環科学~薬が効くしくみから製品開発まで
- 医薬品のシード
- テーラーメイド医療を目指して~ゲノム創薬
- 薬が効くしくみ①:薬理学
- 薬が効くしくみ②:薬物動態学
- 医薬品の吸収と製剤化技術
- 医薬品の供給を担う工学
- 第3章 超高齢社会を支える医療と医工薬連環科
- 骨粗鬆症
- 「硬い」医療材料
- 認知症
- 誤嚥性肺炎
- ユニバーサルデザインフード
- 在宅ケア
- 旅立ち