“生命(いのち)を救う”デザインがある!
これからの医療を支えるメディカルデザイン
ISBN:978-4-19-864316-4 C0047
定価2,860円(本体2,600円+税10%)
【編】 ライフサイエンス出版 医療編集室
【発行】 ライフサイエンス出版
【発売】 徳間書店
※本書は、徳間書店との共同企画です。
AB判、カバー・本文4色・100頁
2016年12月発行
メディカルデザインは、医療や健康など様々な場面で、私たちの理解を手助けしています。1枚のイラストは、言葉だけでは難しい状況を、瞬時に、そして正確に相手に伝えてくれます。患者自身のデータから合成された3次元画像は、手術の必要性や手順をクリアに示してくれます。また、病院で出会う心安らぐビジュアルから、私たちの心は、癒しと落ち着きを感じ取ることがあります。
しかし、メディカルデザインには大きな課題があります。この分野で活動するスペシャリストの数が圧倒的に足りないのです。その理由は、スペシャリストを育てる仕組みや、必要な情報が不足していることにあります。 本書『メディカルデザイン』は、医療や芸術など様々な分野で活躍されている・しようとしている方々に、この未開な分野を目指していただきたく発行いたしました。
目次
- Gallery
- Top Interview 『医療におけるビジュアル ~その魅力と広がり』
- メディカル・イラストレーターはメディカルパートナーであり、真実を描く(レオン佐久間 )
- 優れた芸術家はみな科学者(布施英利)
- 医学を理解して表現できるメディカル・イラストレーターが求められている(坂井建雄)
- CTデータを利用した最新の3D-CTイメージングに感動した(森田照正)
- 正確さと美しさが求められるサイエンス・アート その発展は教育から始まる(奈良島知行)
- 画像の進歩で筋肉のはたらきを体の内側から見ることができるようになった(川上泰雄)
- 医療の専門家から一般人までの共通の言語が “メディカル・イラストレーション”(竹之下誠一)
- 医療における画像テクノロジーは描出だけではなく解析もする(畦元将吾)
- 健康・医療・介護分野でのコミュニケーションには、言葉とビジュアルの両方が不可欠(中山健夫)
- World Report 『米国におけるメディカル・イラストレーションの“今” 』 鹿山育美
- KAWASAKI Style 『日本のメディカル・イラストレーションの発信地―川崎学園が進める「医学情報の可視化」への試み』
- COLUMN 『CG技術を駆使したメディカル・イラストレーション作成の実際』 横田ヒロミツ
- Frontiers 『医療のビジュアル分野で活躍するリーダーたち』
- 美術解剖からメディカルアート・イラストレーションへ(加藤公太)
- 驚異の3次元臨床画像を進化させ続ける(阪本 剛)
- メディアが追い求める医療におけるビジュアルとは(山形千星子)
- 科学的に見たメディカル・イラストレーションの可能性(原木万紀子)
- コミュニケーションツールで医療と社会をつなぐ(小林孝至)
- ホスピタルアートがもたらす病院づくり(森 合音)
- Event 『メディカルアート&イラストレーションの歴史と現在展 ― はじまりは久米桂一郎から』展
- 展示/シンポジウム『人体の宇宙を描く』/ワークショップ・セミナー/展示企画者 坂口寛敏さんへのインタビュー