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肥満症診療ガイドライン2016
ISBN978-4-89775-343-0
定価2,420円(本体2,200円+税10%)
【編集】 日本肥満学会
A4変形判 152頁
2016年3月発行
日本肥満学会による5年ぶりの改訂!
(序文より)
日本肥満学会の診療ガイドラインの最大の特徴は,BMIで規定される肥満から,肥満に起因ないしは関連する健康障害を合併し医学的に減量を必要とする肥満症を選び出し,医学的に適切な治療・管理を行うとしている点であります。疾患としての肥満症を明確にすることにより,肥満症を治療することの重要性,すなわち肥満症を治療することにより合併する複数の健康障害を一挙に改善できるということをできるだけ多くの方々に理解して頂きたいと考えています。(中略)最近得られた特定健診・保健指導の結果は,3~5%の減量により,空腹時血糖値,HbA1c,収縮期血圧,拡張期血圧,血清トリグリセライド値,血清コレステロール値のいずれもが改善されることが示されました。
日本肥満学会の診療ガイドラインの最大の特徴は,BMIで規定される肥満から,肥満に起因ないしは関連する健康障害を合併し医学的に減量を必要とする肥満症を選び出し,医学的に適切な治療・管理を行うとしている点であります。疾患としての肥満症を明確にすることにより,肥満症を治療することの重要性,すなわち肥満症を治療することにより合併する複数の健康障害を一挙に改善できるということをできるだけ多くの方々に理解して頂きたいと考えています。(中略)最近得られた特定健診・保健指導の結果は,3~5%の減量により,空腹時血糖値,HbA1c,収縮期血圧,拡張期血圧,血清トリグリセライド値,血清コレステロール値のいずれもが改善されることが示されました。
■ 目次 ■
- 第1章 肥満症診療ガイドライン2016の目指すもの
- 肥満症診療ガイドライン2016までの経緯
- 日本肥満学会からの提言
- 肥満症診療ガイドライン2016改定の目的
- 肥満症診療ガイドライン2016でのおもな変更点
- 第2章 肥満の判定と肥満症の診断基準
- 肥満の判定
- 肥満症の診断(1.肥満症/2. 高度肥満症)
- 肥満・肥満症の評価法
- 肥満に関連する病態(1.内臓脂肪(蓄積)/2.異所性脂肪/3. サルコペニア)
- 第3章 肥満・肥満症の疫学
- 肥満・肥満症の成因
- 肥満の健康障害への影響
- わが国における肥満,肥満症の推移
- わが国における肥満,肥満症の現状
- 第4章 治療と管理・指導
- 治療法総論(1.食事療法/2.運動療法/3.行動療法/4.薬物療法/5.外科療法)
- 肥満症(1.治療目標/2.食事療法/3.運動療法/4.行動療法)
- 高度肥満症(1.治療目標/2.食事療法/3.運動療法/4 行動療法/5.薬物療法/6.外科療法)
- 第5章 メタボリックシンドローム
- 第6章 肥満症に合併する疾患の治療
- 耐糖能障害(2型糖尿病・耐糖能異常など)
- 脂質異常症
- 高血圧
- 高尿酸血症
- 冠動脈疾患:心筋梗塞・狭心症
- 脳梗塞:脳血栓症・一過性脳虚血発作
- 非アルコール性脂肪性肝疾患
- 女性の肥満(1.肥満妊婦 2.月経異常)
- 睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
- 運動器疾患
- 肥満関連腎臓病
- 悪性疾患(がん)
- 良性疾患(胆石症,静脈血栓症・肺塞栓症,気管支喘息,皮膚疾患,男性不妊,胃食道逆流症)
- 精神疾患
- 第7章 肥満,肥満症の予防医学
- わが国の肥満症対策(総論)
- 特定健康診査・特定保健指導
- 地域における肥満対策
- 職域における肥満対策
- 付録 小児肥満・小児肥満症について
- 索引