骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版
ISBN:978-4-89775-339-3 C3047
定価3,080円(本体2,800円+税10%)
【編 集】 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会
(日本骨粗鬆症学会 日本骨代謝学会 骨粗鬆症財団)
【委員長】 折茂 肇
A4国際判,208頁,2色刷
2015年5月発行
超高齢化を背景に,わが国の骨粗鬆症患者は1300万人を超え,今なお増加の一途をたどっている。2011年版刊行後に蓄積された数多くの知見,新たなエビデンスの集大成であり,重要な基準の改訂を反映した臨床家・研究者必携のガイドライン。
- (骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会 委員長 折茂 肇)
骨粗鬆症の領域における,基礎・臨床研究の進歩はとどまることなく,診断と治療戦略に影響を与える大きな変化が起こってきている。これらの新たなエビデンスを取り入れ,内容を見直し,改訂を行っていくことはガイドラインとして当然の使命である。
「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2011年版」が発表されて以降,「原発性骨粗鬆症の診断基準2012年度改訂版」,「椎体骨折評価基準2012年度改訂版」,「骨粗鬆症診療における骨代謝マーカーの適正使用ガイドライン2012年版」,「ステロイド性骨粗鬆症の管理と治療ガイドライン2014年改訂版」など,本領域における重要な基準の改訂が相次いだ。また,複数の新規薬剤や既存薬の新たな剤形が登場したことから,2011年版を改訂し2015年版を刊行することになった。
CONTENTS
- I.骨粗鬆症の定義・疫学および成因
- 骨粗鬆症の定義および概念/骨粗鬆症の疫学/骨粗鬆症の成因-骨強度低下のメカニズム-/骨粗鬆症の予後
- II.骨粗鬆症の診断
- 総論/骨評価/骨粗鬆症性骨折の診断/骨代謝マーカー測定/鑑別診断/診断基準
- III.骨粗鬆症による骨折の危険因子とその評価
- IV.骨粗鬆症の予防
- 若年者の予防/中高年者の予防/転倒リスク評価と転倒予防/骨粗鬆症検診
- V.骨粗鬆症の治療
- 治療の目的と開始基準/治療効果の評価と管理/骨粗鬆症の一般的な治療(薬物以外)/骨粗鬆症の薬物治療
- VI.続発性骨粗鬆症
- 総論/疾患関連骨粗鬆症/治療関連性骨粗鬆症