椎体骨折診療ガイド
ISBN:4-89775-330-0 C3047
定価3,520円(本体3,200円+税10%)
【編集】 7学会合同 椎体骨折評価委員会
日本骨形態計測学会・日本骨代謝学会・日本骨粗鬆症学会・日本医学放射線学会・
日本整形外科学会・日本脊椎脊髄病学会・日本骨折治療学会
A4 国際判(レターサイズ),172頁
2015年5月発行
7学会合同編集による,椎体骨折診療に関する基礎から臨床まですべてを網羅した初の定本が登場!!
椎体骨折に関する基礎と臨床のすべてを網羅した定本です。2013 年に改訂された椎体骨折判定基準と関連用語にはじまり,SQ 法やQM 法,MRI による鑑別など,診断を行う上で欠かせない椎体骨折判定のポイントをどこよりも詳しく収録しています。
また,椎体骨折の大きな要因となる骨粗鬆症はもちろん,骨質を中心とした骨強度低下に関する最新の基礎知見や,椎体形成術から前方固定術にいたる手術療法まで,椎体骨折に関する基礎から臨床までを文字どおり幅広く捉えた内容となっています。
整形外科医はもちろん,骨粗鬆症診療などに関わる内科医必須の一冊。論文執筆や治験にも有用です。
CONTENTS
- 第1章 椎体骨折の診断治療の意義
- 第2章 椎体骨折の疫学
- 有病率・発生率/国際比較/椎体骨折のリスクファクター
- 第3章 椎体骨折の病態
- 椎体の骨密度の評価/椎体の骨</div> 形態の評価/有限要素法による椎体骨強度の評価/骨リモデリングと骨形態計測法/マイクロCT(薬物の効果判定を含む)/シンクロトロンCT/骨量からみた椎体骨折の病態/骨構造からみた椎体骨折の病態/石灰化度/マイクロダメージ/コラーゲン架橋
- 第4章 椎体骨折の診断
- 1.BMD値のQC(quality control)/2.測定精度/3.最小有意変化(LSC)/4.腰椎BMDと測定精度
- 第5章 椎体骨折の予防
- 椎体骨折とQOL,生命予後/薬物療法の椎体骨折予防効果/薬物療法以外の椎体骨折予防
- 第6章 臨床椎体骨折の治療と予後
- 臨床骨折の治療 保存療法の現状/椎体骨折癒合不全/椎体骨折による麻痺/椎体骨折による脊柱変形/椎体形成術/後方固定(骨きり術含む)/前方固定
- 第7章 脊椎手術と椎体の強度
- 骨粗鬆症と椎体強度/椎体形成術後の続発性骨折/骨粗鬆症性椎体骨折に対する手術と注意点
- 第8章 椎体骨折の用語
- 骨粗鬆症治療の立場/骨折治療の立場/脊椎脊髄病外科の立場/公衆衛生の立場
- 第9章 椎体骨折の症例集