韓国の医療制度と医薬品流通
ISBN:978-4-89775-286-0 C3047
定価2,750円(本体2,500円+税10%)
【執筆】 孫 一善(ソン イルソン・東京大学大学院薬学系研究科医薬政策学特別研究員)
B5判・144頁
2015年7月発行
書評が掲載されました ■月刊薬事 2012年3月号 ■ファルマシア 2012年4月号
韓国医療産業のすべてがわかる一冊
本書では、1990年代以降、過去20年間の韓国における医療制度の歴史と現状が紹介されている。
医薬品開発から流通問題、さらには臨床試験から新薬承認制度に至るまで、韓国の医療制度と医薬品業界の現在と問題点がわかる一冊。
目次
- 序文
- 第1章 医療産業の現況
- 人口
- 医療費の増加
- 第2章 医薬品政策
- 医療政策と産業ビジョン
- 医薬品産業政策
- 薬価制度
- 医薬分業
- 健康保険制度
- 老人長期療養保険制度(介護保険制度)
- 第3章 製薬業界
- 世界医薬品市場
- 韓国医薬品市場の全体図
- 製薬業界の輸出入
- 製薬会社の研究開発費
- 臨床試験と新薬承認制度
- 医薬品の情報化
- 個別企業
- 第4章 卸業界
- 戦後医薬品卸の変遷
- 医薬品卸流通市場
- 医薬品流通の特徴
- 流通一元化制度
- 個別企業
- 第5章 医療機関および薬局
- 医療機関および薬局の現況と特徴
- 保健医療関係者
- 医療機関と診療費
- 大型病院の2つのケース
- 今後の医療機関の展望
- 第6章 行政組織
- 保健福祉部(MOHW)
- 健康保険審査評価院(HIRA)
- 医薬品管理総合情報センター(KPIS)
- 国民健康保険公団(NHIC)
- 食品医薬品安全庁(KFDA)
- 韓国保健医療研究院(NECA)
- 韓国保健社会研究院(KIHASA)
- 疾病管理本部(KCDC)
- 韓国保健産業振興院(KHIDI)
- 第7章 現在の医薬品産業問題
- リベート問題
- 新薬価制度:市場型実取引価償還制度(低価格購買インセンティブ制度)
- Global Health Care(メディカル・ツーリズム)
- 一部の一般用医薬品のスーパーでの販売
- 第8章 薬事法
- 第9章 参考文献
- 索引