Dr.オーハシの医療統計よもやま
ISBN:978-4-89775-260-0 C3047
定価2,420円(本体2,200円+税10%)
【監修】 大橋 靖雄(東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻生物統計学教授)
A4判 全80頁
2008年12月発行
医療統計の第一人者<Dr. オーハシ>の世界を駆けめぐる Up to Date よもやま話,
ついに完結!!
著者曰く「連載を振り返り,臨床試験変革期のルポルタージュを書いた気分に襲われている」
癌治療最新情報を提供するサイト「Cancer Care Online」に好評連載の「医療統計よもやま」を単行本化。 ある時はオックスフォードから,そしてある時はサンアントニオから,シカゴから。論文の書き方あり,ベイズ統計学を論じ,日本の臨床試験の行く末を案ずる。 医療統計第一人者の頭の中がリアルタイムに開陳されている。
医療統計者,臨床試験に携わる方々,医学論文執筆に際して頭を抱えている方,一読後は,世界を股にかける<Dr.自分>に出会えます。
主な内容
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- ランダム化
- メタアナリシスはどこに行く?
- 胃癌術後補助療法にTS-1が有効! -中間解析と試験中止報道をめぐって
- 臨床試験結果は信じられるか? -臨床試験データマネージメント
- 臨床家が臨床試験方法論・統計学をいかに学ぶか
- 仮説検定に関する誤解 ─分散が異なるときt検定を使ってはいけない,は真実ではない
- ゲフィチニブ(イレッサ)臨床試験結果をどう読むか
- 誰が支払うか? ─高額ながん治療薬の経済的インパクト
- 臨床試験のデザイン:複数因子を組み合わせる多因子要因試験
- ベイズ統計学
- 公正な臨床試験結果の公表
- 論文をどう書くか第13回
- リスク因子の評価:相関と個別予測性のギャップ 第14回
- 個別化治療をどう確立するか? バイオマーカーにより標的を限定する臨床試験デザイン第15回
- ASCOのトピックから─ ようやく日本でも臨床研究の構造改革か? 第16回
- Adaptive design:臨床試験方法論の革命か,イカサマか?