EBM実践のための医学文献評価選定マニュアル
ISBN:4-89775-197-7
定価2,200円(本体2,000円+税10%)
【著者】 森實敏夫/福岡敏雄/中山健夫/山口直比古/宮木幸一/星 佳芳
B5判,全81頁
2004年10月発行
広大な情報の海を渡る水先案内EBM実践マニュアル刊行!
ガイドラインやシステマティックレビューではカバーしきれない臨床上の疑問は多い。自身で一次情報を参照しなければならないとき,検索で得られたその文献は,はたして疑問に答えるべき妥当な文献なのだろうか。また,必要にして十分な文献はどのようにして入手すべきか。
そのような不安を解消するマニュアルがついに刊行された。効率よく的確に文献を検索し,適切な吟味,評価を行うコツが凝縮されている。EBM専門家のノウハウを結集した本書は,開いたその時から実践に役立つ構成になっている。
診療に追われる多忙な日々にあって,パソコンデスクに常駐させたい一冊。
主な内容
- I. 臨床医学研究評価の基本的考え方
- 医学研究の分類/患者にベネフィットをもたらすか/介入によるアウトカム改善の証明/診断法について/ランダム化比較試験重視の方針
- II. クリニカルクエスチョンの作成
- クリニカルクエスチョン(Clinical Question)とは?/クリニカルクエスチョンの作り方/クリニカルクエスチョンの実例/クリニカルクエスチョンの作成時に考慮すべきこと/クリニカルクエスチョンと文献検索との関連
- III. 文献検索と選定
- 文献検索/選定基準
- IV. 文献評価の手順
- 文献評価全体の手順/Main Clinical Data(MCD)の抽出/医学研究の分類と臨床医学研究デザインの分類/医学論文評価のための四つの概念/EBMデータテーブル(EDT)の作成/Minds®アブストラクト (MA)の作成/内的妥当性の評価:Is it valid?/信頼できるか:Is it reliable?/臨床的意義の評価:Is it relevant?/効果指標の算出/総合評価
- Appendix
- 統計学の基本
- [実 例]クリニカルクエスチョン→検索→論文評価
- PubMedの使い方