■治療学・バックナンバー■
2005年 39巻 8号
慢性疼痛
●痛みに向き合う治療の実践
■ 序説
慢性疼痛とは何か
宮崎東洋
■ 総説
痛みとモルヒネ精神依存
−基礎的知見に基づいたオピオイド使用のすすめ
成田 年・鈴木 勉
痛みと気象
佐藤 純
アロディニアの発現と抑制
南 敏明
【疼痛モデルから痛みをみる】
1)急性帯状疱疹痛と帯状疱疹後神経痛モデル
高崎一朗・倉石 泰
2)線維筋痛症モデル
西岡久寿樹
【疼痛と受容体】
1)オピオイド受容体
山本達郎
2)カプサイシン受容体
富永真琴
3)リゾホスファチジン酸受容体
木口倫一・植田弘師
侵害受容性慢性疼痛の病態および診断
細川豊史
神経因性疼痛の病態および診断
田邉 豊
心理的要因の関与する疼痛の病態および診断
水野泰行・中井吉英
【最近の疼痛治療】
1)薬物療法
表 圭一
2)神経ブロック療法−最近の侵襲的な安全で確実な方法−
大瀬戸清茂
3)ガンマナイフ療法
林 基弘
4)脊髄電気刺激療法
河西 稔
5)電気痙攣療法
土井永史
■座談会
疼痛治療の今後の課題
(司会)宮崎東洋 増田 豊・山本達郎・小川節郎
■ 新しい治療
硬膜外腔内視鏡(エピドラスコピー)による慢性腰下肢痛の治療
五十嵐孝
■ 症例
癌性疼痛患者に対するケアが奏効した症例
井関雅子
脳深部刺激療法が奏功した慢性疼痛の症例
山本孝充・片山容一
慢性疼痛に対する薬理学的疼痛機序判別試験(ドラッグチャレンジテスト)でテスト薬物に陽性反応を示した4症例
水野 樹・有田英子
■ 治療の歴史
片頭痛治療の変遷
間中信也
■ DI室Q&A
オピオイド鎮痛薬の使用変更
西谷篤彦
■ suggestion
慢性疼痛に麻薬処方を可能に!!
田上 惠
治療ガイドラインとは?
宮坂信之
難渋する骨盤内腫瘍への対策
末永和之