■治療学・バックナンバー■
2005年 39巻 3号
性差医療
より的確な医療の提供に向けて
■ 序説
性差医療の現状と展望
天野恵子
■ 総説
人口動態統計からみる性差
松本佳代子
日本人70万人の健診データからみる性差
大櫛陽一
遺伝子レベルよりみた性差
室谷浩二・長谷川奉延
脳における性差
新井康允
エストロゲン受容体の組織特異的作用のメカニズム
加藤茂明
アンドロゲン受容体と疾患
宮川 康・奥山明彦
薬物代謝における性差
上野光一
【疾病と性差】
1)脳卒中
藤島正敏
2)心疾患
河野宏明
3)免疫疾患
山口優美・山本一彦
4)精神疾患―うつ
衛藤理砂・三村 将
5)精神疾患―痴呆
朝田 隆
6)精神疾患―心身症;神経性食欲不振症
堀田眞理
7)糖尿病
堀越桃子・門脇 孝
8)高脂血症
瀧 雅成・寺本民生
9)高血圧
上園慶子・平田恭信
10)癌
田島和雄
11)骨粗鬆症
白木正孝
■ 座談会
性差を考慮した医療−女性外来
(司会)天野恵子 平井愛山・公文啓二
■ 新しい治療
線維筋痛症
西岡久寿樹
■ 症例
体重の大幅減量に成功した重症肥満の症例
竹尾愛里
女性専門外来における糖尿病症例
片井みゆき
テストステロン治療後,自殺念慮で来院し,
SSRIと勃起不全改善薬が著効した1例
石蔵文信
■ 治療の歴史
HRT−とくに心血管疾患との関連性について
若槻明彦
■ DI室Q&A
ホルモン補充療法に使用する薬剤の使用法
松島 徹・北田光一
■ suggestion
妻と乗り切る男性更年期
石蔵文信
更年期医療からみた性差
後山尚久
性差医療における医療化
長谷川万希子
米国における女性医療
−Center of Excellence in Women's Healthの教えるもの
龍野一郎
女性外来での「運動のすすめ」
松田昌子
性差医療を実践する医師に課せられた資質
佐久間一郎