■治療学・バックナンバー■
2004年 38巻 12号
分子標的治療
大きく変わる癌治療のストラテジー
■ 序説
癌治療の変革期を迎えて
畠 清彦
■ 総説
分子標的薬剤の開発の動向
鶴尾 隆
分子デザインによる医薬の開発
板井昭子
分子標的療法の問題点
小野澤祐輔・朴 成和
SNP解析と薬剤の有害事象回避
磯村 実・三木義男
分子標的としてのTGF-β系シグナル伝達
江幡正悟・宮澤恵二
分子標的としてのFLT3シグナル伝達阻害薬
清井 仁・直江知樹
分子標的としてのAktを介したシグナル伝達
徳田恵美・藤田直也
プロテアソーム阻害薬とユビキチネーション
照井康仁
乳癌とトラスツズマブ(ハーセプチン)
徳田 裕
肺癌とゲフィチニブ(イレッサ)
曽根三郎
悪性リンパ腫とリツキシマブ(リツキサン)
横山雅大
慢性骨髄性白血病とイマチニブ(グリベック)
薄井紀子
消化管間質腫瘍とイマチニブ(グリベック)
安井久晃・白尾國昭
分子標的薬投与時の注意点
渡部一宏・井上忠夫
■ 座談会
分子標的治療における今後の動向
司会)畠 清彦 鶴尾 隆・戸井雅和・藤原康弘
■ 新しい治療
大腸癌に期待されるベバシズマブの有効性
水沼信之
骨髄腫に期待されるボルテゾミブの有効性
飯田真介
■ 症例
ゲフィチニブが著効した肺腺癌の2症例
梅村茂樹・上岡博
消化管間質腫瘍にイマチニブが有効であった症例
菊池寛利・今野弘之
重度の呼吸困難を伴う乳癌肺転移にトラスツズマブ併用化学療法が著効し,外来通院可能となった症例
澤木正孝
悪性リンパ腫にリツキシマブが有効であった症例
西森久和
■ 治療の歴史
イマチニブ
山崎挙央
■ DI室Q&A
外来癌化学療法における薬剤師の役割
刈込 博・井上忠夫
■ suggestion
EBMの有効性と限界−分子標的薬の登場がもたらす影響
本倉 徹
分子標的療法と血管新生
佐藤靖史
肺癌におけるEGFR遺伝子突然変異発見の衝撃
光冨徹哉