■治療学・バックナンバー■
2001年 35巻 2号
HIV感染症
治療の進歩と社会的課題
■ 序説
HIV感染:いま何が重要か
岩本愛吉
■ 総説
【HIV感染症の病態】
1) ウイルス学的側面から
遊佐敬介・原田信志
2) 免疫学的側面から
高橋秀実
【HIV感染症の治療】
1) 抗HIV薬の種類と作用機序
松岡雅雄
2) いつ,どのように治療を開始し,経過観察するか
今村顕史
3) 治療変更の指針とその方法
吉村和久・松下修三
4) ウイルス耐性検査の方法と読み方
金田次広・内海 眞
5) 薬物動態と抗HIV療法
桑原 健
6) 抗HIV薬の副作用とその対策
味澤 篤
7) 効果的な服薬援助
堀 成美
8) HIV感染症におけるカウンセリングの役割
小島賢一
9) 日和見感染症の治療の課題
安岡 彰
10) HIV感染と肝炎
花房秀次
11) 入手しにくい治療薬とその配布
山元泰之
12) インターネット社会とAIDS情報
高田 昇
【HIV感染拡大をどう阻止するか】
1) 感染の動向
鎌倉光宏
2) 日本人の性行動の現状と予防対策の戦略
−性的ネットワークと行動理論
木原雅子・木原正博
■ 座談会
HIV感染症―いま何が問題か
(司会)岩本愛吉 木原正博・杉浦 亙・山元泰之
■ 症例
抗HIV療法を開始後,初期の副作用を克服し,
服薬継続可能となった症例
天野景裕
薬剤耐性出現後,薬剤耐性検査を行い治療薬を変更して
良好な経過をたどっている症例
白幡 聡
ST合剤によりカリニ肺炎予防投与中に皮疹を生じた
症例に対する,ST合剤の減感作療法
菊池 嘉
■ 新しい治療
IL-2とHIV感染症
岡 慎一
■ 治療の歴史
AIDSワクチンの動物モデル
俣野哲朗
■ DI室Q&A
抗HIV薬とB型慢性肝炎
北村正樹
■ suggestion
アフリカにおけるHIV感染と細菌性肺炎
大石和徳
エイズ予防社会学センターの必要性
木原正博
HIV-1とリコンビネーション-サブタイプEはリコンビナントか?
武久 盾