発行・運営:ライフサイエンス出版
急性心不全はしばしば頻脈性心房細動を伴う。この場合,血行動態が不安定な場合は電気的除細動が優先されることは言うまでもないが,心拍数コントロール目的での抗不整脈薬の選択については,定説がない。古くはジギタリス薬が使われたが,即効性はなく,中毒の危険性もある。ベラパミルやジルチアゼムなどの非ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬は,即効性はあるが,陰性変力作用という欠点がある。
近年,静注用アミオダロンが使用可能となった。プロプラノロール静注も使われた時代があるが,やはり心機能抑制が問題となる。一方で,ランジオロールという短時間作用型β遮断薬も使用可能となった。このように,静注薬の選択肢が格段に増えた現状を踏まえて,頻脈性心房細動を伴った急性心不全の治療についてエビデンスを踏まえて再考したい。
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