糖尿病合併脳梗塞で慢性期の厳格な血糖管理は再発抑制に有効か?どの程度管理すべきか?

糖尿病は,高血圧や脂質異常とともに脳梗塞発症の危険因子の一つであるが,糖尿病予備軍とされる耐糖能異常(Impaired Glucose Tolerance:IGT)の段階においても脳梗塞発症リスクは高いとされている。さらに,糖尿病を合併する脳梗塞は,非合併例に比較して有意に再発率が高いことは知られている。以上のことからも糖尿病は診断された時点ではすでに全身の動脈硬化が進行している可能性が高く,IGT を含む糖代謝異常の早期診断と早期の治療介入が重要と考えられる。

わが国における脳卒中治療ガイドラインでは,脳梗塞発症および再発抑制に関する糖尿病管理について,血糖コントロールは推奨されるが十分な科学的根拠がないと述べられている。さらに,脳梗塞慢性期の血糖コントロールにおける,管理目標値などの具体的な数値は明記されていない。われわれは脳梗塞の再発抑制に向けて,どこまで厳格に血糖値を管理すべきであろうか? さらに血糖管理において低血糖は極力避けたい合併症だが,どのような薬剤を選択していくべきであろうか?

企画:卜部貴夫
Opinion:下畑享良,西澤正豊
Second Opinion:野見山 崇
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CORE JOURNAL no.5 2015 春夏号
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no.5 2015 春夏号

2015年4月刊行NEW

A4変形判
2色
全128ページ
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ISBN: 978-4-89775-334-8

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