浅大腿動脈のTASC D病変には外科的バイパス手術か,血管内治療か?

2007 年に世界17 学会が策定した末梢動脈疾患診療のガイドラインTrans-Atlantic Inter-Society Consensus (TASC)IIでは,浅大腿動脈の20 cm 以上にわたる閉塞などのD 病変に対する第一選択は外科的バイパス手術であるが,症例によっては血管内治療が行われることもあると記載された。

TASC IIガイドライン発表から6 年が経過し,慢性完全閉塞病変(CTO)専用デバイスの開発,逆行性アプローチなどの技術の進化,さらには再狭窄を抑制する薬剤溶出ステント(DES)や薬剤溶出バルーン(DEB)の開発・臨床応用,血管内治療後のシロスタゾール投与による再狭窄抑制のエビデンスの確立など,さまざまなイノベーションがあった。2014 年にガイドラインは改訂され,TASCⅢが報告される予定である。現時点において,短期および長期予後の観点から,TASC D 病変の第一選択をどのように考えるべきだろうか。

企画:横井宏佳
回答:宮下裕介
VOICE:東 信良
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CORE JOURNAL no.4 2014 春夏号
年2回(春期,秋期)発行
no.4 2014 春夏号

2014年2月刊行

A4変形判
2色
全128ページ
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ISBN: 978-4-89775-321-8

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