発行・運営:ライフサイエンス出版
1998年,Haïssaguerreらにより心房細動のトリガーとなる期外収縮の大半が肺静脈を起源とすることが報告されて以来(Haïssaguerre M, et al. N Engl J Med. 1998; 339: 659-66.),心房細動アブレーションの基本は肺静脈隔離術(PVI)であり,その有用性と手技に関し,多くの論文が発表されてきた。
2005年以降,再発性発作性心房細動を対象とし,PVIと抗不整脈薬のどちらが再発予防に有効かを検証するランダム化比較試験(RCT)が複数行われ,症例数は多くないものの,いずれの試験においてもカテーテルアブレーションが抗不整脈薬より再発予防に有用であったことが示された。さらに2011 年,カテーテルアブレーションの有用性に関するRCT のメタ解析が相次いで報告された。それらの報告では抗不整脈薬との比較のみならず,発作性心房細動と持続性心房細動に対するアブレーション法として,complex fractionated atrial electrogram,いわゆるCFAEに対する追加的アブレーションが有効かどうかについても言及されている。
これらの知見から,われわれは心房細動にどのようにアプローチすればよいだろうか。とくに心房細動患者に対するカテーテルアブレーションの有効性についてはどう考えるべきだろうか。
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回答:山根禎一 東京慈恵会医科大学循環器内科
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