■治療学・バックナンバー■
2004年 38巻 6号
肺 癌
治療の選択肢を患者とともに模索する
■ 序説
多様な選択肢の視点から
貫和敏博
■ 総説
肺癌関連染色体異常と遺伝子異常
高山浩一・中西洋一
肺癌マウスモデル
鈴木拓児
肺癌分子標的薬とcDNAマイクロアレイ
曽根三郎
低線量CTによる肺癌検診へ移行すべきか
江口研二
PETによる肺癌診断のエビデンス
窪田和雄
最近の肺癌手術療法の成績
吉村博邦
術前肺癌化学療法の臨床試験と考え方
井上 彰
非小細胞肺癌に対する術後化学療法の臨床試験と考え方
坪井正博
胸腔鏡下肺癌切除術の適応
松村輔二・近藤 丘
小細胞肺癌の化学療法
根来俊一
非小細胞肺癌の化学療法
近藤俊輔・西條長宏
日本における大規模比較臨床試験(FACS)
加藤晃史・大江裕一郎
肺癌の分子標的治療薬ゲフィチニブの臨床効果
中川和彦
定位放射線療法の適応と長期予後
高井良尋
■ 座談会
肺癌治療−多様な選択肢と患者への説明
(司会)貫和敏博 淺村尚生・児玉哲郎
■ 新しい治療
ラジオ波熱凝固療法の臨床経験
松岡利幸・中村健治
■ 症例
肺気腫合併のために手術不能で定位放射線照射療法を施行し,長期間無再発生存が得られている肺扁平上皮癌・臨床病期IB期の1症例
秋田弘俊
集学的治療により長期生存を得られたステージIV肺原発
Giant Cell Carcinomaの1例
庄司文裕・一瀬幸人
多彩な胸腔内病変を呈するゲフィチニブ(イレッサ)による肺障害
野呂林太郎・吾妻安良太
■ DI室Q&A
肺癌治療に用いられる抗癌薬の有害事象
久道周彦
■ suggestion
肺癌治療における「卒煙療法」の重要性
繁田正子
肺癌治療におけるEBMから個別化と統合医療への展開を
松瀬 健
呼吸困難は正しく評価されているか?
−緩和医療が目指すもの
田中桂子
肺癌進展の分子機構研究の重要性
−癌抑制遺伝子TSLC1を例として
村上善則