■治療学・バックナンバー■
2003年 37巻 12号
骨粗鬆症
広がる治療選択肢
■ 序説
骨粗鬆症診療の進歩と将来への展望
松本俊夫
■ 総説
軟骨形成の制御と骨の成長
田中弘之
BMPおよびRunx2/Cbfa1による骨形成の制御
山口 朗
RANKL/RANK系による骨吸収の制御
溝口利英・高橋直之
核内受容体を介する骨格系の制御
加藤茂明
レプチンによる骨格系の中枢制御
竹田 秀
【骨粗鬆症の病態と治療】
1)閉経後骨粗鬆症
宮浦千里
2)老人性骨粗鬆症
池田恭治
3)不動性骨粗鬆症
伊藤祐司・井上大輔
4)ステロイド骨粗鬆症
宗圓 聡
5)関節リウマチに伴う骨破壊
小竹 茂
骨粗鬆症の診断基準とその適用
福永仁夫
骨代謝マーカーによる骨代謝動態の評価
西沢良記
ビスホスホネート治療と骨折防止のEBM
小林千益
骨粗鬆症治療に対するホルモン補充療法の効果と課題
水沼英樹
■ 座談会
骨粗鬆症治療の課題と展望
司会) 松本俊夫 大薗恵一・太田博明
■ 新しい治療
選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)
太田博明
■ 症例
ビスホスホネート により著明に改善した乳児骨形成不全症の症例
井上 勝
重篤な骨粗鬆症および内分泌異常を認めた潰瘍性大腸炎の1例
藤中雄一
関節リウマチに原発性副甲状腺機能亢進症が合併し著明な骨粗鬆症を呈した1例
土井 賢・平田結喜緒
■ 治療の歴史
骨粗鬆症に対するPTH治療
中村利孝
■ DI室Q&A
ビスホスホネート製剤の臨床薬剤学
越田 晃
■ suggestion
骨粗鬆症は生活習慣病の代表である
江澤郁子
高齢者の包括的健康維持にはブレークスルーが必要
鈴木隆雄
「運動」をどうとらえるか
武藤芳照
骨粗鬆症の診断と介入ポイント
白木正孝
長寿医療のモデルとして「骨粗鬆症」対応に注目
林 泰史
■ FRONTIERS IN MEDICINE
急性冠症候群(ACS)の重症度,抗血小板薬アスピリン投与で軽減
―大規模多国籍観察研究GRACE試験から得られた知見