発行・運営:ライフサイエンス出版
2002 年のWorld Health Report は,われわれに大きな衝撃を与えた。世界保健機関(WHO)の健康政策の大きな転換が表明されたからである。
それまでのWHO 施策は,low-income countries の低栄養や感染症対策に傾注していたが,2002 年を境に,急速に発展しつつある国々における動脈硬化性疾患の急増に対応すべく,過栄養や身体活動低下への対策を取るべきであることを表明した。これは,世界統計で心血管疾患の死亡率が30%と群を抜いて高く,悪性腫瘍の13%の2 倍以上であったこと,その原因として肥満,高コレステロール血症,高血圧,さらに運動量の低下が危険因子になっていることが示されたからである。
つまり,世界では心血管疾患対策こそが,世界寿命を延伸するためのもっとも効果的な方策であることが判明したのである。
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