腎障害患者でのRAA系阻害薬の併用療法はどこまで有効か?

レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系(RAA系)阻害薬の腎保護作用が多数検討されており,慢性腎臓病(CKD)合併高血圧患者において,ACE阻害薬やARBは第一選択薬とされている。CKDの成因によって他の降圧薬を第一選択にすることもあるが,糖尿病性腎症などを代表としてレニン-アンジオテンシン系(RA系)阻害薬の腎保護は多くのエビデンスがある。一般にはRA系阻害薬を高用量で用いることが推奨されるが,複数の異なる機序をもつ薬剤の併用により,さらに強力にRA系を抑制することの臨床的意義はまだ明確でない。臨床的には,ACE阻害薬とARBの併用以外に,いずれかの薬剤とレニン阻害薬の併用,さらにはアルドステロン拮抗薬との併用が考えられ,実際に臨床研究がなされている。

CKD患者の腎保護に対して,単独治療より有用な併用療法はどの組み合わせであるのか,その組み合わせはCKD患者の心血管疾患抑制にも有用であるかを専門家に述べていただく。

企画:楽木宏実
回答:猪阪善隆
VOICE:George L. Bakris
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CORE JOURNAL no.3 2013 春夏号
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no.3 2013 春夏号

2013年6月刊行

A4変形判
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全104ページ
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ISBN: 978-4-89775-316-4

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