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いろいろな分野のエビデンス
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いろいろな分野のエビデンス

温泉から国際援助までの多岐にわたるRCTやシステマティック・レビュー

ISBN:978-4-89775-308-9 C3047
定価3,080円(本体2,800円+税10%)

【編著】 津谷喜一郎(東京大学大学院薬学系研究科客員教授,東京有明医療大学保健医療学部特任教授)

B5判・172頁
2015年7月発行

いろいろな分野で行われているRCTやシステマティック・レビューを紹介した一冊

(「序文」より)
本書の読者は3通りが予想される。第1は,本書で取り上げられたトピックのエビデンスの現状,そこでのRCTやSRの実際を知りたい方である。第2は,さまざまな領域で「エビデンス」や「システマティック・レビュー」などの言葉を見たり聞いたりして,「それはなんだろう? 」「他の領域ではどういう動きがあるのだろう? 」と感じた方である。第3に,ある技術がどのように他の領域へ浸透していくのか,科学社会学のケーススタディとして読む方もおられるかもしれない。すでにRCTやSRが多くの領域で行われていることを知っていただき,今後,各領域でエビデンスがさらに蓄積され,より合理的な意思決定がなされることを期待したい。

目次

  • 第1章 RCTとSRの過去・現在・未来 (東京大学・津谷喜一郎)
  • 第2章 栄養領域のRCTとSR (帝京大学・山岡和枝)
  • 第3章 運動による健康教育のSR (身体教育医学研究所・高橋美絵)
  • 第4章 温泉利用による健康教育のRCTとSR (東京農業大学・上岡洋晴)
  • 第5章 教育分野でのRCT (国立教育政策研究所・岩崎久美子)
  • 第6章 司法領域のRCTとSR (静岡県立大学・津富 宏)
  • 第7章 国際援助のRCTとSR (国際医療福祉大学・正木朋也)
  • 第8章 介護予防のSR -2006年実施の改正介護保険法との関係- (日本福祉大学・二木 立)
        コメント 社会政策論・社会福祉論の観点から (お茶の水女子大学・平岡公一)
  • 第9章 助産領域のRCTとSR (聖路加看護大学・片岡弥恵子)
        コメント 本邦における看護学領域の評価研究 (東京大学・真田弘美)
  • 第10章 精神保健福祉プログラムのRCT (日本社会事業大学・大島 巌)
  • 第11章 家族心理教育のRCT (東京学芸大学・福井里江)
  • 第12章 薬物依存治療プログラムのRCT (目白大学・原田隆之)
  • Appendix パネルディスカッション