コレステロール ―基礎から臨床へ―
コレステロール ―基礎から臨床へ―
■ 編集 ■
寺本 民生(帝京大学医学部内科)
ISBN 978-4-89775-267-9
2009年5月20日発行
定価 (本体6,800円+税)

コレステロールに関する知見を凝集した成書!

動脈硬化の原因物質,コレステロール。

コレステロール研究の歴史から最新の基礎研究,疫学研究,日常診療まで,コレステロールに関するすべてを網羅したこれまでにない1冊がついに完成!

日本のコレステロール研究をリードする専門家70名による決定版。

本書は,巷で話題になっているコレステロールの問題を,いま一度基礎の面,臨床の面から掘り起こしてみようという目的で企画された。さらにいえば,今こそ大上段に構えて「基礎から臨床へ」というトランスレーショナル・リサーチとしてのコレステロール研究の全体像をまとめられるのではないかと考えた次第である。本書が,コレステロールに関する疑問などに少しでも答えることができれば,企画者としてこれに勝る喜びはない。
(編集 寺本民生「序文」より)
■ 主な内容 ■
1章 コレステロールの化学

コレステロールの化学

2章 コレステロールの体内動態─コレステロールバランスのメカニズム─

総 論

細胞内コレステロール合成とSREBPファミリー

細胞内コレステロール輸送の分子機構

コレステロールとリポ蛋白アセンブリー

コレステロールの吸収メカニズム

コレステロールの肝における異化・排泄

コレステロールの血中動態

血管壁でのコレステロール動態

コレステロールの細胞膜内動態と脂質ラフト

コレステロールとビタミンD合成

コレステロールと胆汁酸合成

コレステロールとステロイドホルモンの合成

3章 コレステロールと動脈硬化─発症機序と疫学─

コレステロールと動脈硬化の発症メカニズム

コレステロールと冠動脈疾患

コレステロールと脳梗塞

コレステロールと末梢動脈硬化

コレステロールとリスク評価チャート

日本人のコレステロール

日系米国人のコレステロール

コレステロールの性差

高齢者のコレステロール

4章 コレステロールの異常とその治療

高コレステロール血症の分類

続発性高コレステロール血症

家族性高コレステロール血症

家族性III型高脂血症

家族性複合型高脂血症

続発性低コレステロール血症

原発性低コレステロール血症

原発性低HDLコレステロール血症(ABCA1異常症:タンジェール病)

原発性低HDLコレステロール血症(アポリポ蛋白A-I異常症/LCAT異常症)

糖尿病におけるコレステロール代謝異常

慢性腎臓病におけるコレステロール代謝異常

5章 脂質異常に対する薬剤治療とそのエビデンス

総 論 ─薬物治療のエビデンスと今後の新薬展望─

HMG−CoA還元酵素阻害薬(スタチン類)

陰イオン交換樹脂

小腸コレステロールトランスポーター阻害薬

プロブコール

イコサペンタエン酸(EPA)

フィブラート

ニコチン酸誘導体

6章 コレステロール基礎研究のあゆみ─コレステロールの発見から今後の展望まで─

コレステロール ─基礎研究の歩みと今後の展望─

胆石から動脈硬化へ ─コレステロール研究の足跡─

コレステロールの吸収と血清コレステロール

コレステロール逆転送系の発見

わが国の食事療法の歴史

運動療法の歴史

スタチンの開発

フィブラートとPPAR

7章 コレステロール研究と診療ガイドライン

コレステロール研究と診療ガイドライン

column

胆汁酸の代謝

植物ステロールの臨床的意義

コレステロールと黄色腫

血漿酸化LDL

スタチンとHDLコレステロール

LDLコレステロールの管理目標 non−HDLコレステロールかLDLコレステロール/HDLコレステロール比か?