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ATS(米国胸部学会)COPDガイドライン
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の診断・管理規準(日本語版)

ATS OFFICIAL STATEMENT Standards for the diagnosis and care of patients with chronic obstructive pulmonary disease

ISBN 4-89775-107-1
定価(本体2,762円+税)

■ 監修 ■
泉 孝英(京都大学胸部疾患研究所呼吸器内科教授)

A4国際判 112ページ

1995年 American Journal of Respiratory and Critical Care Medicineに発表されたATS(米国胸部学会)official statement の完全日本語版。

全米のさまざまな専門領域を代表する研究者により寄せられた情報を最大限に活用して作成されたコンセンサスガイドライン。豊富な図表を駆使し,広く全体を俯瞰して,なによりも読みやすく理解しやすい仕上がりとなっている。 今後のCOPD治療のあり方を考えるにあたって,関係するすべての医師,医療従事者に必読の一冊。

(本書【訳者序】より)

COPDは,欧米では1950年代から注目されはじめましたが,わが国では20~30年遅れて, 80年代になってから患者数の増加が注目されはじめました。

COPD増加の理由としては,いずれの国,地域においても,(1)高齢者人口の増加,(2)結核をはじめとする他の呼吸器疾患の減少,(3)経済の高度成長による個人所得の増加を反映しての喫煙量の増加,が挙げられます。

欧米でCOPDが注目された50~60年代のわが国は,まだ結核が呼吸器疾患領域における最大の疾患でしたし, 高齢者人口も現在の3分の1,人口の5%程度で,また,経済は高度成長の始まる前の時期で喫煙量も少なく,COPDが問題になるような社会経済的状況ではなかったことが推察されます。このような状態から, わが国におけるCOPDに関する臨床研究はきわめて乏しいのは当然のことです。

したがって,ERS,ATS,いずれのガイドラインをみても,わが国においてなされた臨床研究成果はほとんど含まれていません。 患者不在で研究ができるはずはないからです。わが国におけるCOPDの臨床研究はこれからの課題です。

ERSガイドラインに続く,このATSのCORDガイドラインの訳本が,わが国のCOPD患者の医療の向上に少しでも役立つことを願っています。

(泉 孝英)

■主な内容■

  • 定義・疫学・病態生理・診断・病期/COPDに対する包括的外来管理/COPDの入院管理/手術とCOPD患者/ 付加事項/COPDに関する倫理的事項/文献/用語集